花まつり(灌仏会)について

基礎知識

2021.04.08 花まつり(灌仏会)について

花まつり(灌仏会)について

高根沢町・宇都宮市で一般葬・家族葬・一日葬・火葬式・直葬など幅広い規模のお葬式をお手伝いさせて頂いておりますセレモニー宝典です。
今回は、花まつり(灌仏会)についてご説明させていただきます。最後までお読みいただければ幸いです。

〇花まつり(灌仏会)とは?

花まつり(灌仏会)とは、お釈迦様のお誕生日を祝う行事で、その日付が、本日4月8日となります。
一般的には「花まつり・花祭・花祭り」の名で親しまれており、ほかに「灌仏会(かんぶつえ)」、「仏生会(ぶっしょうえ)」、「釈尊降誕会(しゃくそんごうたんえ)」、「浴仏衣(よくぶつえ)」、「龍華会(りゅうげえ)」とも言われています。
仏教各宗派共通の行事として、全国各地で行われています。

〇お釈迦様の誕生について

お釈迦様の誕生については、さまざまな仏伝があるようですが、生まれた年については、一般的に紀元前463年の4月8日と言われています。他にもたくさんの諸説があるようですが、暦によって変わるので4月8日に生まれたかどうかは、定かではないようです。
それらの諸説からですと、お釈迦様はルンビニーの花園(現在のバスティ地方のドゥルハの東北で、ネパールとの国境に近いパダリヤという村)で、摩耶夫人(まやぶにん)の右脇から生まれてすぐに七歩歩いて、右手で天を、左手で地を指し、『天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)』と宣言したと言われています。
産道を通らずに生まれたお釈迦様は、「凡人とは違った偉大なる聖人」を意味し、七歩歩いたことは、六道(ろくどう)『地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天』を流転し続ける輪廻を超越した存在ということを象徴しているとされているようです。
ほかにも、お釈迦様の誕生を喜んだ竜王が甘露を注いで、お釈迦様を沐浴させたという伝説もあります。

○花まつり(灌仏会)には何をするの?

全国各地のお寺でお釈迦様の誕生のお祝いをしますが、ルンビニーの花園に見立てたお花で飾った『花御堂(はなみどう)』に、天と地を指差したお釈迦様の誕生仏をご安置して法会を行います。
参拝者は仏頂に甘茶を注いで、お釈迦様の誕生をお祝いするのです。

いかがでしたでしょうか。
今回は、花まつり(灌仏会)について、ご説明させていただきました。
「クリスマス」の行事は、イエス・キリストの降誕祭ですが、「花まつり(灌仏会)」の行事はお釈迦様のお誕生日のお祝いなのです。

セレモニー宝典では、お葬式や仏事や法要についてアドバイスさせて頂いております。お葬式のことならセレモニー宝典へお気軽にご相談ください。今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
ご不明な点がございましたら、0120-16-4242までお問合せください。

荒井 貴大

取締役
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